太平洋戦争敗戦直後の夏、親泊大佐は一家で自決した。ガダルカナル島など激戦地を転戦、人肉が売られる地獄から生還し、故郷沖縄も焦土と化すなかで、からくも生き残ったとき、なぜ彼は死を選んだのか。遺族や戦友の証言を丹念にひろい、残された史料から親泊のこころの足跡をつぶさに辿る。戦闘そのものが命を奪うだけでなく、人間を徹底的に追い詰める戦争の悲惨を通して戦争とは何かを問い直す、渾身のノンフィクション。
ガダルカナル島の生き残りの将校が終戦直後に一家で自決した。それをたどっているノンフィクション。これももう今では書くことができない歴史。
