1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々と浮かぶが、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と「容疑者」の娘・西本雪穂――暗い目をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別の道を歩んでいく。二人の周囲に見え隠れする、いくつもの恐るべき犯罪。だが、証拠は何もない。そして19年……。伏線が幾重にも張り巡らされた緻密なストーリー。壮大なスケールで描かれた、ミステリー史に燦然と輝く大人気作家の記念碑的傑作。
有名な作品だが読んだことがなかった。ブックオフで購入して一気読みした。伏線がはられていて、雪穂のキーホルダーの鈴の音のあたりなど、気づくたびにぞくっとする。ブックオフで買った2011年版は1100円だったが、今は1430円に値上げされていて、昨今の文庫本の値上げっぷりを感じた。
