物語 シンガポールの歴史 エリート開発主義国家の200年

1人当たりのGDPで日本を抜きアジアで最も豊かな国とされるシンガポール。1965年にマレーシアから分離独立した華人中心の都市国家は、英語教育エリートによる一党支配の下、国際加工基地・金融センターとして発展した。それは、表現・言論の自由を抑圧し、徹底的な能力別教育を行うなど、経済至上主義を貫いた“成果”でもあった。本書は、英国植民地時代から、日本占領、そして独立し現在に至る200年の軌跡を描く。

すごく読みやすい。シンガポールがたった150人しか住んでいない島だったところから、イギリスの植民地、日本占領を経て、今の人民行動党一党独裁ながら高度に発展した都市国家になるまでをわかりやすく書いている。野党を弾圧する様子は中国やロシアのようだし、一方で経済発展のために国が関与するのは昭和時代の日本を思わせる。