シャーロック・ホームズの冒険

ホームズ物語は、月刊誌『ストランド』に短編が掲載されはじめてから爆発的な人気を得た。ホームズが唯一意識した女性アイリーン・アドラーの登場する「ボヘミアの醜聞」をはじめ、赤毛の男に便宜を図る不思議な団体「赤毛組合」の話、アヘン窟から話が始まる「唇のねじれた男」、ダイイングメッセージもの「まだらの紐」など、最初の短編12編を収録。第1短編集。

光文社文庫のホームズ全集は、昔高井戸の官舎に住んでいた時に、高井戸駅の広和書店で少しずつ買い集めた。総務課の係員で何かと忙しく、書店が開いている時間に帰れることも少なかったが、たまに帰れた時にはよく寄ったもの。広さの割に品ぞろえがよく、見ていて楽しい棚だった。今年閉店してしまったらしい。
当時読んでいるはずだが、まだらの紐以外は話の筋を忘れていて悲しい。