北の無人駅から

かなり分厚い本で読み応えがある。鉄道ものというよりは、無人駅の周辺の歴史や事情を丁寧に辿っているルポルタージュ釧路湿原の章では、タンチョウ保護とタンチョウによる被害が対比に描かれている。北海道、のどか、広大というワンパターンなイメージを覆す良書だと思う。